こんにちは、うめです!
クリスマス前になると子どもたちに「そんなことしてるとサンタさんからプレゼントもらえないよ!」なんて、”秘技!サンタさんのいい子査定に響くぞ攻撃”を繰り出してしまいがちですよね。
昔の私もよくやっちゃってました。
でもこれって、完全な脅しの声かけなんですよね。
私は長女の育児に行き詰まった時に、発達障がいに関する書籍や、専門医、専門家の方から様々な知識をいただいてきました。
そこで褒めることの重要性に気づき、脅す声かけをなるべく使わないようにしています。(時々やっちまうことまだまだありますが…)
我が家では、同じサンタさんを使った声かけでも、超前向きで子どもが気持ちよく行動できる声かけを実践しています。
「子どもがいうことをきかなくて困っている」「どうしても脅しの声かけになってしまう」と悩んでいるパパやママは多いのではないでしょうか。私も全く同じでした。
このブログでは、発達障がいのある小1の長女を育てる私が、クリスマス前に特に実践している子どもが自分で動く声かけについて、やり方や実際に続けてみた結果をお伝えします。
結論から言うと、とにかく褒めて褒めて褒めて褒めて褒める声かけをすると、子どもは動きます。
「いい子にしてないとサンタさん来ないよ!」で起こる悪い影響
サンタさんが怖い存在になる
サンタさんって子どもにとって、考えるだけで楽しくてワクワクする存在ですよね。
ですが、脅しの声かけをしてしまうと、サンタさんが厳しく自分を見張っていたり、サンタさんのせいで怒られると感じてしまうかもしれません。
それはちょっとかわいそうですよね。
見られている時だけがんばるようになる
この声かけの場合、「いい子でいないと」の「いい子」というのは、親の判断基準になっています。
”親からみたいい子でいればプレゼントがもらえる”と考えるようになり、見られている時だけ頑張ったり、叱られないように行動するようになります。
自分で考えて判断したり、行動したりする力が身に付かず、行動の基準が人の評価になりやすくなります。
脅しのコミュニケーションを周りにも使うようになる
親に脅しのコミュニケーションを使われた子は、周りにも同じように使います。
「言うこと聞かないと遊んであげないよ」、「貸してくれないなら、こっちも貸さないよ」など。
子どもって本当によく見ているし、真似するのが上手ですよね。

サンタさんに限らず脅しを乱用していた時は、長女も私に脅しのコミュニケーションをよく使っていました。「私の真似してる」とハッとさせられました。
サンタさんを使った超ポジティブな声かけ
前提:サンタさんとプレゼントの考え方
- サンタさんは、いい子にプレゼントをくれるという前提は同じ(サンタさんを信じている)
- なんとなくいい子でいた方がプレゼントもらえそうと本人も思っている
- 本人には、「いい子にしているってどういうことかな?」「どんなことをするといい子かな?」と時々話をして、本人なりのいい子を考えてもらうようにしている
具体的な声かけの方法(3パターン)
タイミング:少しのことでも褒めることを見つける
具体的な方法「サンタさーん!ちょっときてくださーい!こんなことしてるんですけど、すごくないですかっ!?頑張ってますよね!?えらすぎませんかーー!?」的な感じで褒める
タイミング:子どもからこんなことを頑張ったなどの報告があった時
具体的な方法:「サンタさん聞いてました?すごいですよね!?なんて頑張り屋さんなんでしょうかね!」的な感じでひたすら褒める
しかりたい場面ではなく、褒めたい場面で使っていくのがポイントです。
これをひたすら、繰り返すのみです。(私は女優、私は女優…)
そして、褒めることは本当に些細なことで大丈夫です。
宿題ができた、ご飯を残さなかった、お手伝いをしてくれたなど、ちょっとしたことでも褒めちゃってください。
さらに、ちょっとフライング気味に使っていくことで、やってほしい行動を促す方法もあります。
タイミング:やってほしいことをしない雰囲気を感じた時(声かけなどをする前に)
②「サンタさーん!今から、面倒でやりたくない気持ちもあるのに、なんと自分で〇〇するそうです!えらすぎるので、みてくださーい!」的なことを天に向かって叫びつつ、子どもが自分から動くのを待つ

促しバージョンは割とやってくれます。打率は6割程度(当家比)。
このような声かけをすると娘は、いつもうれしそうにして、時には「これもサンタさんに言っておいて」とこのノリを楽しんでくれています。
声かけを続けた結果
自分で進んでやることが増えた
前は声かけが必要だったことも、自分から進んでやってくれることが増えました。
それも怒られて嫌々ではなく、うれしそうに「サンタさん見てるかな」と言いながらやっています。
子どもに怒ることが減った
以前は、子どもが動いてくれないとイライラして、つい強く言ってしまうことがありました。
ですが、この方法を使うと自分から動いてくれることが増え、さらに怒る前に行動を促せるため、怒ることが減りました。
また、褒めるところを探そうと思うので、例えば少しの間だけでも椅子に座っていられたとか、全部は食べられなかったけど少し食べられたとか、ちょっとしたことも褒められるようになりました。
怒ることよりも、褒めてあげることが多くなるので、精神的にとても楽になりました。
良い悪いの判断を自分で考えるようになった
娘は、言われたことをやるのではなく、「これは良くないよね」「これをするのはいい子だと思う」と自分なりに考えるようになりました。
最近は、「言われる前にやるのが良い」と考えたようで、「言われる前にやったよ」の圧が結構強めです。
まとめ
サンタさんは脅しで使うのではなく、子どもを褒めるために使えば、とても効果があると思います。
親としても、子どもをおもっきり褒めることができる良い機会なので、ぜひ使ってみてください。
いつもの生活に、ほんのりサンタさんを登場させると、子どもは自然と楽しい気持ちになると思います。(気軽に召喚すると何度も呼び出されるのでそこは注意です。)

我が家は、時々サンタさんを召喚させるのですが、「頑張っていてえらいのう。いい子にしていればきっと夢は叶うぞ。フォッフォッフォ。」とだけ言って去っていきます。これだけですが、なぜか娘は大喜びです。
サンタさんをほんのり使って、この時期にしかできない親子の楽しい時間をぜひ過ごしてくださいね。


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